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すっかりサイトへの掲載が遅れてしまい、ご納品してから10ヶ月近く経ってしまいましたが、パールネックレスのリフォームをさせていただきました。

トラディッショナルながら日常的に使うには使いにくい50cmの1連パールネックレス

数年前に会社のパーティーでゲームの賞品として当たったネックレスとのこと（なんて素敵な会社！）でしたが、どうにも使いづらいので使えるようにリフォームして欲しいというご依頼でした。

1連のパールネックレスを1本もお持ちではないということでしたので、やはり大人の女性としては冠婚葬祭用に1本は持っておきたいものです。

40cmのチョーカーサイズが一番使いやすいので、まず50cmの長さをいくつかパールを外して40cmにリフォームすることをご提案いたしました。

当初外したパールはイヤリングにしたいということでしたが、よく考えるとイヤリングを作ってもあまりしないので、デザイン違いのネックレスにというご希望で最終的にまとまりました。

パールを使ったネックレスは、甘い感じになりがちですがいつもスーツをバリッときて、全国を飛び回っていらっしゃるエグゼクティブの女性には、もっとスタイリッシュなデザインにしたいと思い、ちょうどコレクションラインのパールピアス・イヤリング用に製作を進めていた型を流用して、ブラックダイヤモンドとパールの白のコントラストが効いた2wayペンダントトップを作りました。

 　

裏側はオリジナルパーツにホワイトダイヤモンドを留めて、ブラックダイヤモンドの面とは違い柔らかく華やかな印象になります。

パールの球は6個はずしたので、残りの4個はピンスルーのチェーンネックレスとゴールドのカットボールを使って、組み合わせが自由に変えられるカジュアルなネックレスにしました。

少なくとも4通りのバリエーションが楽しめます。

1本のパールのネックレスが、これだけの種類のネックレスに変身し、とても得した気分になりますね！

お客様も”大満足です！　お願いしてよかった！！”っとおっしゃって頂け、とても嬉しかったです。

私がリフォームジュエリーのご依頼を受けるとき、”使わなくなっていたものを使えるようにしたい！！”っという思いが強いです。

今流行りのようにSDGs（持続可能な開発目標）という言葉を耳にしますが、私にとってのSDGs活動は、長く使える、次の世代に受け継がれる、生涯愛用してもらえる（ファストファッションのような使い捨て商品ではなく）高品質なジュエリーを、作り続け提供すること

そして、前の世代が残されたジュエリーに手を加え、今の時代を生きる人が喜んで身につけられる素敵なジュエリーに変身させてご提供すること

だと思っています。

 

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自分の人生に長年寄り添ってきた事柄やモチーフを、その方のライフスタイルに最適化してデザインされたジュエリーは、”ジュエリー＝あなた”　っとなるファッションパートナー

今回、そんなアイレジュエリーのコンセプトにピッタリのこれ以上ないジュエリーをお作りすることがでしました。

お母様の残された古い指輪を使えるようにして欲しいとのご依頼でした。

指輪からペンダントへのリフォームをご提案いたしました。

デザインのお題は　”馬”　に関すること

一つは、すぐに馬蹄型のペンダントトップにすることに決まったのですが、残り2つのデザインにとても悩みました。

だって、馬のことも乗馬のことも私は、全くの無知。

丸善（書店）に行き、乗馬コーナーに置いてある本を読みあさったり、（すみません、立ち読みです）

エルメス（もともと馬具屋さんですから）のスカーフに描かれている模様を確認したり、

最後は、ふた回り前の実家の午年の年賀状に馬がデザインされていたことを思い出し、実家にもどり古い年賀状を探したり

余談ですが、私の実家の年賀状は私の子供のころから、とても凝って母が作っていたので全部1枚ずつとってあるんです（多分40年以上分）。

お陰で、ハミ、鎧（アブミ）といった聞きなれない言葉も覚えました。

フルオーダーメイドのご注文はその方のことをよく知ることから始まりますので、私の知らない世界をお客様がいっぱい教えてくださり、今回私もすっかり乗馬通になりました。

さて、肝心の出来上がったジュエリーのご紹介ですが、

一つ目は幸運のモチーフで有名な馬蹄型ペンダントトップ

実はただのペンダントトップではなく、中石のペンダントと馬蹄型のペンダントが取り外し可能で、4Wayで使用可能です。

そして、こちらの馬蹄型はお客様の強いご希望で、リアルに近い馬蹄のラインになっています。

2つ目は、宝石たちを障害物にみたて障害物を飛び越える瞬間の馬をデザインしたペンダントトップ

そして、最後はデザインが出るまでかなり苦しんだ鎧のペンダントトップ

鎧は乗馬の時に足を入れる金具のことです。さりげなくイニシャルも入ってます。

リフォームは石の大きさや状態など、いろいろな制約があるためデザインをするのが大変難しいです。

この3つのジュエリーは、今の私が彼女に作って差し上げられる会心のデザインです。

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ご依頼主さまは、現在日本馬術連盟の理事に就任され、2020年の東京オリンピックの馬術競技にご尽力中とのこと。

馬蹄や馬のモチーフは、開運や幸運、厄除けのモチーフとしてもよく知られています。

毎日、大好きなお馬さんのモチーフのジュエリーを身につけていただければ、きっと東京オリンピックも成功することでしょう。

周りの方から見て　”ご依頼主さま = 馬”　なのだと思います。

お馬さんを見ると彼女を思い浮かべるっと言うぐらい、切っても切れないものなのでしょう。

これからは、今回お作りしたジュエリーが彼女を象徴するアイコンジュエリーなることと思います。

本当によくお似合いでした。

 

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