結婚指輪の役割


先日オーダーを頂いておりましたご結婚指輪をお届けしました。

結婚指輪納品彼と二人で一緒にリボンをほどき、初めて見るご自分たちの結婚指輪を目にした時の

”わー、素敵!!”

っとおっしゃった第一声が本当に嬉しかったです。

 

”きっと幸せになってくれるはず” その場に立ち会ってそう確信しました。

この結婚指輪のオーダーの打診を頂いたのは、今年の1月。

その時はまだ結婚の意思はお二人ともあるものの具体的なお話は全く進んでいなくて、新居はもとより入籍日すら決まっていませんでした。

そして、彼女の方は少し迷っているように私は感じていました。

私に作ってもらえれば、こだわりも特にないのでシンプルな普通の結婚指輪でいいですっと言ってくださる、ありがたいお客様だったのですが、彼女のお仕事上、日常的に指輪をはめることができないので、せっかくフルオーダーで作るのだから

 ”毎日身につけられる指輪を作ってあげたい!!”

っとご依頼を受けた時から思っていました。

だからこの結婚どうなるかわからないけど、少しデザイン作業に時間がかかるコンセプトなのでデザインだけ先に考えてみようと思いデザイン作業のみ時間があるときに、私の独断で進めていました。

そして、指輪をペンダントにしているように見えないペンダントトップにもなる指輪をデザインして、ご提案したところとても気に入ってくださり、その指輪のデザインが元で彼との結婚に向けてのお話がすこしづつ進んでいったそうです。

フルオーダー結婚指輪  ペンダントになる結婚指輪

指輪の正式注文のため彼女との打ち合わせの時に(この時まだ入籍日は決まっていませんでした)、デザイン、サイズ、金種などの詳細を打ち合わせた後、ずっと気になっていた、今日絶対に確認しなくてはいけないと思っていたことを彼女に聞きました。

 

それは。。。。。。

 

”最後に一番大事なことを聞いていい? 本当に結婚したいと思ってますか?”

即答で、”はい、結婚したいです”っと

その言葉を聞いて、”あー、大丈夫だなぁ!”っと思ったのと同時にちょっとホッとしたのを覚えています。

 

だって、私が先に指輪のデザイン進めてしまったがために、気持ちが固まっていないのになんとなく流れで人生の大きな決断をさせてしまったんじゃないかとずっと引っかかっていたので。

彼女の結婚までの道のりを側で見ていて、結婚指輪ってお二人の縁を結ぶ印という以外に女性が結婚に向かって覚悟というか意思を固めるために作るものなのかなぁっと思いました。

特にフルオーダーメイドの結婚指輪はゼロから作っていくので、長い工程を経て形になっていくなかで、これから始まる自分の幸せの形が見えてくるのかもしれません。

ご本人からもこの指輪がなかったら、どうなっていたかわからなかったっといって、大変感謝されました。

指輪のご注文頂いて、幸せの後押しをし、しかも感謝までされるなんて、指輪を製作した私もとても幸せです。

幸せになってね!!

 

毎月開催しておりますジュエリー定期相談会では、まだ具体的に結婚の日程が決まっていない方からのオーダーメイドの結婚指輪や婚約指輪のデザインのご相談もしていただけますので、お気軽にご参加ください。

ジュエリー定期相談会の詳細は、こちら


家族のイニシャルで作るFamily Logo ジュエリー


世の中、自分のイニシャルをブランドロゴにしている有名ブランドって多いですよね!

パッと思い浮かぶだけでも、ルイヴィトンとかイブサンローランとか。

もともと私自身がイニシャルがそのままのアクセサリーがあまり好きではなかったのもあり、もう少しデザイン的に一見イニシャルだとわからないようなイニシャルモチーフのジュエリーを作れないだろうかとブランドを始めた時から、いろいろ試行錯誤した結果、1.5cmの四角のなかに、イニシャルをレイアウトしてそれをペンダントやブレスレットに作り上げるというコンセプトにたどり着きました。

家族や恋人のイニシャルのアクセサリーを身につけると「愛と絆」が深まるという意味があるそうです。

ご家族全員イニシャルで作る世界で一つの家族のロゴジュエリーは、ご家族の絆を一層強めてくれることでしょう。

サンプルは知り合いのご家族のイニシャルをおかりして、私のイメージでデザインしたものです。

でもできれば、是非ご自身、ご家族で1.5cmの四角の中にアルファベットを自由にレイアウトしてロゴの原型をデザインしてみてください。

自分たちでデザインすることにより、さらにご家族の「愛と絆」が深まると思います。

そのイメージを実際のジュエリーにできるようにデザイナーがジュエリーデータに作り上げます。

↓↓↓↓↓↓ こんな感じで出来上がっていきます。

アルファベットのラフレイアウトデザイン faamilylogo004

CADデザインデータ作成  family logo sample

世界に一つの家族のロゴジュエリー(ブレスレット)に出来上がります。web-familylogo1107

ベビーリングに代わる新しい出産祝いとしてもご提案いたします。

実際、先日生まれたばかりのお嬢様と奥様のためにリングのオーダーのご相談をいただいていたお客様にファミリーロゴジュエリーをご提案したところ、”僕、これが欲しい!”っと、そして”これだとサプライズにしなくてもいいから、奥さんが実家から戻ってきたら二人で一緒にデザインします、楽しみ~”っということで、いま奥様とお二人でご自分たちの家族の形をデザイン中です。

ご自分たちでこれからのご家族の形、幸せを願いながら奥様と二人でデザインする時間もまたとても大切な思い出になることと思います。

素敵ですね!

どんな素敵な世界で一つのこのご家族のジュエリーが出来上がるか楽しみです。

オーダー手順等の詳細はこちらから


[リフォーム事例]スタイリッシュでエレガントなパールのペンダントトップに生まれ変わりました。


古い真珠の指輪と爪が折れてダイヤモンドが一つ取れてしまった指輪を使って、バチカン部分にダイヤモンドをちりばめたゴージャズなペンダントトップに作り変えました。

こちらのデザインはどうしてもバチカン(チェーンを通す部分のことをいいます)を別にしないで、デザインと一体化したデザインを作りたかったため、

チェーンを通す部分の大きさの確保、そしてこれが大変だったのですが、元の指輪についているダイヤモンドを残さず利用するために、バチカン部分のデザインとパールとのバランスがなかなか確定できず、シンプルなデザインの割には、データを作るのに何回やり直ししたかしら???っという作品です。

爪が取れてしまった指輪にテーパーというのですが、細長い非対称の四角ダイヤがついていて、これをどう入れ込むかに頭をかなり悩ませました。

ジュエリーリフォームをする時、小さなダイヤモンドが残ってしまって、それを返却されても困ってしまいますものね!

残さずきれいに使い切るデザインを考えるってジグゾーパズルをしてるみたいでいつも頭を悩ませます。

pearl-reformoriginal

スケッチブック上の平面では、簡単に絵が描けてしまうのですが、3D CADでジュエリーデータを作るのって、一見超シンプルで簡単そうなものでも鋳造や石留めのことを考えてデータを作らないといけないので意外と大変なんです。

今回は石留めをするベース部分に対して、ダイヤモンドが少なかったので、泡留めという手法を使って熟練の職人さんに石留めをお願いしています。

泡留めというのは、石を留める爪と同じようなツブツブを余白スペースにも作って、まるでいっぱいダイヤモンドがちりばめているように見せる石留めの方法。

デザインに対してダイヤモンドの量や大きさが足りなかったり、新たにダイヤを買い足してまでリフォームしなくてもいいわっという時などに、この石留め方法を利用するとデザインの幅がひろがります。

今回はバチカンの周りに細い直線を残してダイヤモンドを囲むことで、ダイヤモンドとパールというエレガントな素材のなかにシャープさを残しました。

プラチナ台なのでその方が甘すぎずクールな感じですね。

K18のイエローゴールドやピンクゴールドでお作りするなら、周りの直線部分にもツブツブを作ってもよりエレガントで柔らかい印象になり、全く違う雰囲気になり素敵だと思います。

フルオーダー、リフォームについては、個別相談を承っておりますので、”使ってないジュエリーや片方だけのピアスがあのだけど。。。”っという方も都内の素敵なカフェやラウンジで私とおしゃべりしに、お気軽にお越しください。

フルオーダー、リフォームの他の事例はこちら

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